初めての出張
看護師 堀江 加奈
新年明けましておめでとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
さて、私がひまわり診療所に勤めて早いもので2年半が経ちます。先日、初めて肺機能検査がある出張に参加してきました。
いつもの朝は家事をして子供たちを送り出すことから始まります。毎日、騒がしいのが当たり前の我が家。休日だったその日はみんなが寝ている間に出発です。電車での移動時間、大好きな音楽を聴いて普段とはかけ離れたゆっくりとした時間を過ごすことができました。
最寄り駅に着くと先に到着していた先輩看護師の川崎さんが待っていてくれました。正直、方向音痴の私は無事に目的地に着けるのか・・・不安だったので安心したのと川崎さんの優しさを感じました。
そして、いよいよ検査が始まります。診療所で数人の肺機能検査をしたことはありますが数十人の検査は初めてでうまくできるか不安と緊張でいっぱいでした。検査の説明、検査と次々に来る患者様の対応に追われ、なかなかコミュニケーションをとる余裕があまりなかったように思います。
そんな中、ある患者様の検査をしていた時のこと。肺機能検査をする際に苦しくなって咳込んでしまう患者様もいらっしゃいます。「吸って-吸ってー、吸えなくなったらゆっくり吐いていきますよー」と声かけしながら、(あっまずい!私のほうが咳をしてしまう、つらい)と思っていたら案の定咳込んでしまいました。その時、患者様にすみませんとしか言えませんでした。
空き時間にこのことを川崎さんに話をしたら、「自分が咳込んじゃいました!」と患者さんに言って笑いに変えちゃえばいいのよと言ってくれて緊張していた私はふっと力が抜けて思いっきり笑っていました。正直私にはそんな余裕はなかったしそれを笑いに変えてしまう川崎さん、やっぱりすごいです。よくひまわり診療所の看護師3人で、免疫を高めるためには笑うことが一番と話をしています。普段の仕事をしているときのふっとした笑い、忙しいときにこそ必要だと思いました。
いろいろ反省点もありますが初めての出張は何とか乗り切りました。
今年はどんな一年になるのかな、今から楽しみです。自分時間も大切にして笑顔でいっぱいの一年にしたいと思います。
皆様にとっても良き一年になりますように。