高山さんお疲れ様でした

理事長 平野敏夫

 3月いっぱいで医療ソーシャルワーカー(MSW)の高山俊雄さんが退職されます。

 高山さんが長年勤められた都立病院のMSWを辞めて診療所に来て頂いたのは2004年でした。定年退職された後も非常勤として勤めて頂きました。MSWは、患者さんの医療・生活相談にのる仕事です。診療所なのでそれほど相談が多かったわけではありませんが、ひまわり診療所ならではの相談活動がありました。ひとつは、労災職業病の患者さんの相談です。同じビルの5階にある東京労働安全衛生センターと連携をとりながら、患者さんが労災補償を受けられるように支援しました。困難なケースも諦めずとことん取り組むのが「高山流」です。患者さんとともに粘り強く取り組んで労災補償を勝ち取りました。また、毛利所長が参加している隅田川の路上生活者の医療相談に来た相談者を生活保護につなげるのも大事な仕事でした。

 更に、高山さんならではの仕事で、毎年春に開催される「花見の会」があります。毎年、高山さんの入念な準備のおかげで、会場にはきれいな花が飾られ、じん肺やアスベスト関連疾患の患者さんや家族の方達がカラオケ、ビンゴゲームで大いに盛り上がりました。最近では、月に1回開いている認知症の患者さんの交流と集いの場である認知症カフェをお手伝いしています。

 実は、高山さんは30年前の診療所設立準備会から関わって頂き長いお付き合いになります。退職されるのは寂しい事ですが、認知症カフェのお手伝いは続けるとのことでお顔は時々拝見できると思います。とにかくお疲れ様でした。

花束を持った少年

ありがとう・・