悪性胸膜中皮腫の在宅ケア

 

〜家でゆっくり過ごしたい。過ごさせたい。

 石綿関連肺癌や悪性胸膜中皮腫の場合、様々な治療や入院で、家族と過ごしたり、本人のしたい事をする大事な時間を失い、後で悔やまれる方が多いのも現状です。

 大事な時間を家族と過ごしたり、住み慣れた家での時間を大切にしていくケアが、在宅ケアです。医師の訪問医療と訪問看護婦が、平均週1回から必要時には毎日訪問し、治療とケアにあたります。電話での相談は24時間、夜間の訪問も行われます。免疫療法や他の通院で行う治療との併用も可能です。鎮痛剤の投与酸素や吸入等の治療もご自宅で可能です。

 最後まで家にいたい希望をかなえ、激しい痛みはなく、ご自宅で安らかに看取られる方が増えています。元々入院していた病院と連携し入院する事や、最後はホスピスに入院する方もいらっしゃいます。費用は医療保険がすべて適用されますので、自己負担2割分です。ひまわり診療所では、中皮腫の方・石綿関連肺癌の方が家でゆっくり最後まで過ごす事をお手伝いしています。ご希望の方は、「中皮腫・じん肺・アスベスト関連疾患外来」まで、お申し込みください。