ひまわり診療所について

 私たちが病気になった時、安心してかかれる医療機関がどれほどあるでしょうか。

 病気について充分に説明してくれない。やたらと薬が多い。

 生活や仕事の事がわからず、労働災害や職業病に理解を示さない。

 私たちが望む医療機関はきわめて少ないのが現状です。

 ひまわり診療所は、働く人・地域のみなさんの立場に立ち、患者さんとの共同作業で治療・予防活動を進めて行きたいと考えています。

 患者さんが自由に口出しでき、医療に参加する。

 診療所も職場や地域に積極的に出かけていく。

 そういった医療活動を目指していきます。

ひまわり診療所の歴史 - 働く人・地域と共に

 亀戸ひまわり診療所は1990年6月に東京都江東区亀戸に設立されました。設立にあたり地域の労働組合や住民団体、そして多くの個人の皆さんに協力していただき、現在も「亀戸ひまわり診療所を応援する会」として支えていただいています。

 診療所設立の大きな目的は、労働災害・職業病に被災した労働者が安心して治療と補償をうけられる様にする事でした。労働災害や職業病に被災した労働者が充分に治療されないまま労災補償を打ち切られたり、長年の仕事が原因となった職業病であるにもかかわらず労災保険で補償されていないなどのケースが後をたちません。

 ひまわり診療所はこのような被災者の治療を行なうと共に、NPO法人東京労働安全衛生センターや中皮腫・じん肺・アスベスト(石綿)関連疾患 サポートセンターと協力しながら労災補償を得られるように援助をしています。