ひらの亀戸ひまわり診療所
backhome

2016年夏号 第95号

ダンス・ダンス・ダンス

事務 鷲谷 博美

 以前にも社交ダンスの事を書きましたが、今回は皆さんが見ることがない、『競技会』の話をしたいと思います。先日、墨田区で『社交ダンス競技会』があり、参加するのではなく、お手伝いに行きました。参加者は593組、1,186人が参加し、会場以外の廊下やロビーなどに人が溢れ、大混雑となりました。社交ダンスは、プロでもアマチュアでも、何段階かのランクがあり、アマチュアでは一番上手な人からA、B、C、Dとあり、その下に1級から5級までのランクがあります。今回の競技会は下は2級から上はB級までのクラスが参加し、審査によって認められれば上のクラスに昇進することができます。しかし、昇進者はほんの少しです。dance

 午前はラテンの曲で、ルンバ、チャチャチャ、サンバ、パソ・ドブレ。午後はモダンでワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップです。クラスによって踊る種目は違います。参加者の年齢は、40歳代~70歳代で高齢の方が多いです。私は受付をしていたのですが、来所する時は、私には少しくたびれた(笑)ように見えるカップルが多いのですが、ひとたび衣装に着替え、化粧を始めると、どんどん変身していきます。男性はピッタリとしたシャツや格好いいタキシード姿になり、女性は露出の多い体の線を強調したドレスや“シンデレラ”が着るようなスパンコールがいっぱい付いた豪華なドレスを着て、とても素敵です!! 会場で踊る姿は、背筋が“ピツ”と伸び、笑顔でそしてとても優雅な姿で一所懸命表現し、見ていて感動すら覚えます。そして終わると、来られた時と同じ姿で大きいスーツケースを引っ張って帰られます。

 ダンスのステージは、人を非日常の別世界へ連れて行ってくれる場所だと思います。私も10年間ダンスをしていますが、リーダー(相手の男性)を探し、是非チャレンジし,『シンデレラ』のようなドレス(笑)を着たいと思います。ダンスに年齢は関係ないのですから。(笑)

 みなさんも“Shall we dance?”

Copyright © 2003 - 2019 Himawari Clinic. All rights reserved.