昨年４月のひまわり通信で、私は定年退職を迎え、毛利一平さんが所長に就任し、日常診療を担っていただくという報告をしました。この間、通信を見た数人の方たちから「平野はもう引退したのか」という声がちらほらと聞こえてきましたが、引退というほど暇にはならず結構忙しい毎日を送っています。しかし、いつまでも居座っていてはひまわり診療所の発展はありません。そこで、今年から診療所の日常診療のみならず、診療所の運営も全面的に所長に担っていただくことにしました。もちろん私には理事長としての責任があるので所長とともに運営に関与します。しかし、毛利所長の新しいセンスで診療所を発展させていただきたいと思っています。ひまわり診療所は働く者のための診療所として２５年間進んできました。じん肺をはじめとする職業病被災者の医療や予防のための産業医活動などを進めてきました。もちろん地域の患者さんも大勢受診されましたが、これからはもっと地域医療に取り組まなくてはならないと思っています。毛利所長を中心に今年も進んでいきたいと思っています。よろしくお願いします。