ひらの亀戸ひまわり診療所
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2013年3月 第82号

花粉症患者から喫煙者の方に

高山 俊雄

 一年で最も嫌な季節がやってきた。私の花粉症歴はおよそ40年になる。まだ「花粉症」などという俗名が何もなかった頃に始まった。もちろん杉が原因であると思うのだが、杉だけを避けておれば良いというものではない。この季節の始まりは杉なのだろうと思うが、いったん炎症が生ずると、治まっても、きっかけさえあれば、復活する。例えば電車の中での髪の毛につけられている香料に反応する。女性の化粧にも反応する。しかし何より手強いのは『喫煙』の煙である。この季節ほど煙草を一本千円位にしてもらえないかと切に思う日々である。最近は各区条例で路上喫煙に罰金が科されるようになった。その額はいくらなのか知らないが、金額の問題よりも吸っている人を写メして告発する方法は作られないものかと思う。no smoke

 要するに、一度治まった御鼻ズルズル、止まらないくしゃみ、は煙の一筋から再開される。喫煙者の皆さん、最低限この季節だけでも、人のいるところでは禁煙を心がけて欲しいと切に願う。

 しかし今年の花粉症は目が物凄くかゆい。これも煙草が大きな原因なのだろうか。

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