ひらの亀戸ひまわり診療所
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2012年1月1日 第77号

東京スカイツリーカクテル

篠崎 文

 今年開業する、東京スカイツリー。今後、観光名所になる場所。いや、すでに名所?

 押上・浅草界隈を自転車で通ると、何十人もカメラや携帯電話を片手に東京スカイツリーを見上げたり、スカイツリーをバックに記念撮影をしている。

 電波塔の名前が決まってから、『スカリツリーもんじゃ』など色々なあやかり商品が出まわったが、最近はあまり見かけない。なぜなら、東武タワースカイツリー(株)が厳しく取り締まっているから(笑)。

 東京スカイツリーカクテルは、もちろん申請料・使用料を払っている。

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 私が、その名を初めて聞いたのは2010年の何月だったか。

 墨田区のお店でご飯を食べている時、閉店してから会議があると話をしていたバーテンダーが言うので、

 「何の会議?」

 「 東京スカイツリーカクテルを作ろうと、数店で集まるんですよー。イヤー、終わってからの会議は辛いッス(>_<)」

 大抵のバーテンダーは朝まで働いている。その後、会議して、家に帰ってご飯食べて寝て、また出勤。睡眠時間を削っての会議。

 「大変だね~。で、どの店が集まるの?」

 聞けば、知っているお店が混じっている。混じっているというより、半分の店を知っていた。興味がわいてくる。

  それから、時々様子をうかがうと、

「中々、レシピが決まらないですよー。」

などと、聞いていたが、いよいよ10月レシピ決定。11月には朝日新聞に掲載されたので、ご覧になった方はたくさんいらっしゃると思う。(最近は雑誌DIMEにも掲載された。)

 年が明けて、2011年3月に「すみだもの処」(押上にある墨田区の名産品を紹介する2階建のビル)で試飲会の予定があったが、震災で延期。その後、4月から5月に数回の試飲会開催。私も足を運んだ。知り合いのバーテンダーから、知らないお店のバーテンダーさんを紹介していただいて、その店にも行ってみた。オリジナルグラスを作っている店もあり、皆の意気込みを感じた。

 8月には墨田区ジャズフェスティバルに東京スカイツリーカクテル実行委員会で出店。いつもは薄暗い灯りの中でお仕事をしている方々が、太陽光線の下で(ほとんど皆、徹夜で)声を張り上げて売っている様子は、なかなかおもしろかった。

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 カクテルの基本レシピは決まってはいるが、そこからアレンジを加えるのがお店の個性。桜の塩漬けの花びらや葉っぱを入れる。グラスの半分だけスノースタイルにする(私はこれが好き)。色を変えてみる。私はまだ実行委員会のお店しか行っていないが、参加店舗は40数店。今年は、他のお店も行ってみたい。

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 皆様も、墨田区でBarに行ったら、是非注文して下さい。このカクテcocktailルは墨田区でしか飲めません。美味ですよ(*^_^*)

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〈 レシピ〉
・桜リキュール〔ジャネ〕 5ml
・スカイウォッカ 30ml
・グレープフルーツジュース 15ml
・吾妻ラムネ 適量

 

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