3月11日に発生した東北関東大震災におきまして亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、被災された皆さま、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げます。

　北茨城市も震度６弱の激しい揺れと津波に見舞われ、未曾有の大災害となりました。被害状況は4月5日現在、死者5名、行方不明者1名、軽傷者185名となりました。北茨城磯原の海岸でも、友人2～3人に話を聞いてみると、地震が終わった途端に海の水はなくなり、それまで水があったところが砂浜になっていたそうです。遠くの海の方を見ると、雷雲のように真っ黒になった水が渦をまいて来、その速度は、物凄い速さで近づいて来たそうです。見ていた場所は、他の場所より高い堤防でしたから、「ここまでは来ないだろう」と２～３人で言っていたところ、その堤防を簡単に乗り越えて津波がやってきたと、驚いていました。彼らの話では、その波は膝下20cmあたりを通り抜け、国道6号線から更に先の田圃まで一気に走っていったといいます。6号線から常磐線までは3kmぐらいはあると思うのですが、津波は常磐線も越し、線路が大分やられたようです。その証拠に、今でも電車は速度を落として運行しています。

　今では、磯原の町も大分良くはなってきています。ただ、余震は今でも続いています。磯原の商店街も3ヶ月経っても未だに休業している店もあると聞いています