ひらの亀戸ひまわり診療所

下地るみえ(診療所 看護師)

 今は冬ですが、私は高校野球(甲子園)の大ファンです。特に夏の大会(選手権)が大好きです。47都道府県、49校の代表が熱い戦いを繰り広げます。2週間ほどの試合期間は、私にとって最高に楽しい時間です。私の懐かしい記憶を思い出しても、74年の東海大相模(神奈川)の原辰徳選手(現巨人軍監督)がかっこ良かったことを初めとして、79年には箕島(和歌山)対星稜(石川)の戦いで延長18回、箕島高校が4−3でサヨナラ勝ち、85年はPL学園の桑田・清原コンビの圧倒的な強さ、92年には星稜高校の松井選手、98年の横浜高校松坂投手、04年、05年は駒大苫小牧の田中投手、06年はハンカチ王子こと早稲田実業の斉藤投手と、楽しい思い出、印象に残った選手がたくさんいます。歴史的には圧倒的に私立高校の活躍が目立つものの、特に今年は県立高校の佐賀北の初出場、初優勝の試合は素晴らしい力強さを感じました。

 このように小学校時代から現在にいたるまで試合を見て感動し、青春真っ只中で、楽しい思い出です。

 さて、我が家の次男、小学校4年から中学3年まで地域の軟式野球をしていましたが、今年4月より都立高校に入学と同時に硬式野球部に入部、毎日の練習に頑張っています。ところがこのチームは、公式戦1勝もしていないチームなのです。現在は2年生8人、1年生13人の構成ですが、チームメートにはこれまで野球の未経験者も数人いて、なかなか勝てないのが実情です。

 それでも本人は朝練、放課後の練習、土日の試合・練習とくたくたになりながら頑張っているのです。今年高校野球では、特待生問題がありました。いくつかの条件を満たせば、特待生もOKとか。私立と公立とはいろいろな条件(グラウンド、練習時間の問題)があるものの、今年の佐賀北高校のように公立高校でも優勝できるのです。息子の高校については、せめて公式戦1勝を!と家族全員で応援する毎日です。

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