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これまで、建設労働者の労働組合である全建総連東京都連、NPO法人東京労働安全衛生センターとともに、じん肺被災者の早期発見と救済の取り組みを続けて来ました。 7月3日(木)亀戸カメリアプラザにて『建設じん肺被災者の会・東京(ひまわりの会)』の結成総会が開催されました。会長の藤沢良男さんが結成宣言をして2003年度の活動計画として家族の集いや東京労働局交渉などを採択しました。その後、短時間ではありましたが、懇親会を行い、会食をしました。顔は合わせたことがあるが名前を知らないとか、話したことが無かったという患者さんたちの間で自己紹介や挨拶が交わされ、和やかな雰囲気の中で会が終わりました。 |
会の目的は(1)じん肺・アスベスト疾患被災者間の交流と相互支援(2)充実した補償制度を求めるための政策提言活動、(3)建設現場でのじん肺・アスベスト疾患をなくすための活動の3つです。被災者の方はみな、全建総連東京都連の組合員であり長年建設現場で活躍された方々です。また、会の発足と同時に現在じん肺合併症で療養中の方を対象に『全国じん肺患者同盟建設東京支部』も結成しました。これまで炭鉱、造船、トンネル等の現場で働いてじん肺になった患者さんの全国組織にも合わせて加盟して、じん肺被災者運動に参加されます。 9月21日から27日まで、池袋の東京芸術劇場展示室1にて『写真展・静かなる時限爆弾=アスベスト被害』が開始されました。これは、アスベストによる被害を受けられた患者さんたちの写真展です。23日火曜日には、「中皮腫アスベスト被害‐被災者の声と今後の対策」と題したパネルディスカッションもありました。今後も、様々な活動へ発展していくでしょう。 |