ひらの亀戸ひまわり診療所
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2019年秋号 第108号

ボクの働き方改革!?

所長 毛利 一平

 武蔵野市から亀戸に単身赴任(!?)して2ヶ月ぐらいが経ちました。今のところ、予定通りの予想通りです。

 予定通りだったこと。

(1)仕事に使える時間が増えた ― かなり遅くまでがんばっても大丈夫です。ずいぶん仕事が片付くようになりました。

(2) 睡眠時間が増えた ― 起床8時でも楽々診療時間に間に合います。

 まだ自分の時間が増えたとまでは言えませんが、買いためておいた本を手に取って読む気になってきたあたり、少しは余裕が出てきているのかもしれません。

 予想通りだったこと。

(1)歩かなくなった ― これまでは1日1万歩ぐらいにはなっていたのに、5千歩ぐらいしか歩かない日が多くなってしまいました。せめて、ということで11階の自分の部屋までの上り下りは、階段でがんばっています。スケスケの階段なので、高所恐怖症のボクにはちょっと厳しいのですが。夜遅く、へろへろになって11階まで上ると、ちょっとくらくらしますが、夜景はきれいです。

(2)食事が貧しくなった ― 歩かなくなったのでなるべく食べないようにしたら、食事の中身まで悲しくなりました。コンビニで手に入る食事が多くなりました。自炊しようかとも考えたのですが、その時間まではなかなか作れません。昔ほど食べ物へのこだわりもなくなったので、このまま粗食を心がけようと思っています。

(3)家族との会話がなくなった ― 武蔵野にはおくさんと長男、次男は千葉。ということで、毛利家はほぼバラバラになってしまいました。週末はサッカーをするために自宅に戻りますから、おくさん、長男と少しは話をしますが、次男とはさっぱりです。ラインにメッセージを入れても、返事が返ってくるのは早くて24時間後。う~ん、大人になったということでしょうか。

 結婚後に一人で暮らすのはこれで三度目になります。一度目は長男がまだ小さくて、隔週で会いに戻っていました。楽しい休日を過ごして、さよならをして、ドアを閉めた後、「おとうさーん」という泣き声が聞こえると、胸がキュンキュンとして涙があふれたものですが、それも今は遠い昔のこと。

 二度目の時、ボクもおくさんも職場でストレスが多く、毎晩のように電話で話をしていました。30分、1時間、時にはお互い無言になったりしてもなんとなく切ることができなかったりして。というのも、昔の話。

 三度目の今回、もはやラインだのメールだの、1週間でわずか数行程度のメッセージが家族をつないでいるにすぎません。

 これでいいのか? ボクの働き方改革。

 自分が産業医として面談するときの、相談者に向けての「もっと家族との時間を大切にしたほうがいいと思うよ」という言葉が、ブーメランのように帰ってきて胸に突き刺さります。

 やらなきゃ良かったかな、ボクの働き方改革…。

じゃあまたね
 休み明けのドア
  秋の風
    (毛利)

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