ひらの亀戸ひまわり診療所
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2018年新年号 第101号

新しい年を迎えて

理事長 平野敏夫

 2017年もあっという間に過ぎました。年を取るとだんだん月日が経つのが早くなります。診療でも同年代の患者さんが多く、「あっという間の一年でしたねー」という会話を交わすことがしばしばです。

 毛利所長になって二年になり、看護師や事務の皆さんも交代期で色々大変ですが頑張ってきました。経営的にも厳しい時期ですがなんとか乗り切っています。昨年は、区民健診や予防接種で受診される地域の方が増えました。予防接種を受けた子供さんが風邪などで具合が悪くなって受診するケースも増え始め、外来でも小児科の患者さんが増えてきています。診療所の看板も新しくなりました。これから地域の患者さんが増えることが期待されます。

 もちろん働く者のための診療所としてアスベスト関連疾患の診療やアスベスト検診も数多く行ってきました。とりわけ建設労働者のアスベスト関連疾患の診療は引き続き、北は青森、南は大分まで名取先生を中心に飛び回って頑張っています。北茨城の元炭鉱労働者のじん肺診療も月二回出張して診療しています。皆さん半数以上の方が85歳を超えていますが頑張って通って来られています。職場の有機溶剤などの有害物質で健康を害した労働者や労災事故にあった外国人も通院しています。毛利先生が毎月参加している隅田川の路上生活者の健康相談からも患者さんが来ています。また、2011年の東北大震災の原発事故で首都圏に避難されている人たちの健康相談会も診療所で開催されています。自主的に避難されている人たちの厳しい状況が少しでも改善されればと取り組んでいます。

 今年も引き続き地域医療の取り組みを強化していきます。今後高齢化で社会保障費は増えます。にもかかわらず、政府は、来年度、六千三百億円と見込まれる社会保障費を千三百億円圧縮して五千億円にしようとしています。一方で戦争をするための戦闘機やミサイルを迎撃する「イージス・アショア」などをアメリカから高額で買わされ、軍事費は増え続けています。沖縄でも県民の反対を押し切り、ゲート前に座り込む住民を機動隊が排除しながら、辺野古に新しい米軍基地を建設しようとしています。安倍政権のこのような策動に反対しつつ、患者さん、被災者、厳しい状況にある人たちと今年も共に進んでいきたいと思います。よろしくお願いします。

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